オルレ 道をつなぐ 著者 : ソ ミョンスク
ニックネーム : おぐおぐ 掲示日 : 2021-11-25


いつか歩いてみたいと思っているオルレについての本…ということをきっかけに手にしたのですが、想像していた何倍も中身の詰まった濃い一冊でした。

済州では優秀な学生だった著者が、民主化運動に参加して収監され、目を塞ぎたくなるような拷問を受ける。

出所してから田舎に帰り、岩場に長い時間過ごしていたことがのちにオルレを作るきっかけとなる。

オルレを作るにあたってのこだわり、いかにしていくつものオルレができてきたからなどが前半の重い文章とは違い、まるで済州の空気を感じられるような文章で綴られていて、コロナが明けたら本当に歩いてみたいと思いました。

更に、このオルレという発想が日本にまで広がっているということをこの本で知りました。九州、そして福島にある日本のオルレも歩いてみたいです。

今、同じ時代を生きている筆者がこんなにも激動な人生を送られたということが信じられないような気持ちになります。

今、3度目を読んでいますが、オルレを作る過程の話が毎回新しいものが見えてきたりするようで、まだまだ楽しめそうです。

早く行きたい!!!

表紙 タイトル
ミカンの味 チョ・ナムジュ
4人の中学生から高校にあがるまでを追いかけた物語。それぞれの葛藤が綴られる。韓国名に慣れていなくて、今誰の話だっけ?と何度も登場人物欄をみ返しつつ読み進めた。これは個人的に映像化してほしい。そのほうが...
私は私のままで生きることにした キムスヒョン
この本は自分の生き方や、人間関係に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい一冊です。私自身も自分の生き方に悩み、葛藤している時にこの本を読み、とても勇気をもらいました。自分という人間は唯一無二の存在で他人の...
パチンコ(下) ミン・ジン・リー
暖かい心を持っていて、ごく普通の日常を送りたいはずの人たちが、「国籍」という枠のせいで世間の圧を感じ、そして一部虐げられながら生きなければならなかった現実がただただ悲しい。フィクションといえども、著者...
保健室のアン・ウニョン先生 チョン・セラン
重そうなエピソードも軽々と書いてしまう著者のおかげで、スッと読み進められる。現実には起こり得ない不思議な現象が、チョン・セラン氏にかかればすぐそばの高校で起きている出来事のように感じられる。ドラマ化も...
話し足りなかった日 イ・ラン
初めの方はあけすけにお金の話を具体的な金額でするので すごい方だなぁと少しびっくりしたし、そこがとても面白く感じました。日常・貧富の差・現実ではやりたい事で生きていく難しさ。沢山の葛藤の中それでも毎...


코시스센터
webzine koreanet
Korea Net Japanese
Hello K! - Youtube
STAY HOME AND ENJOY K-ARTS