自分にかけたい言葉~ありがとう~ 著者 : チョン・スンファン
ニックネーム : ruru 掲示日 : 2021-11-10


著者のチョン・スンファンさんは、韓国ではSNSを通じて、温かくやさしい癒しの言葉をかけてくれるという人気の本のセラピストだそうです。

韓国の詩の魅力にハマってしまったので、思わずこちらの本にも手が伸びました。詩ではなく、どちらかというとエッセイ集という感じでしょうか。

テーマは「自分を愛する」です。全体的に、若い人に向けた言葉が多いようにも思いますが、年齢と経験を重ねた大人にも響く言葉や文章もたくさんあり、思わずブックマークしたくなるページがありました。

世話しない日常の中で、自分自身に”ねぎらいの言葉”をかけることは、意識しないとなかなかできませんが、

「自分の一番の理解者は自分自身」とも聞きますので、時にはやさしい言葉をかけて、褒めてあげることも必要な事だと気づかさせてくれた本です。

パート1~6までの章に分かれているので、今の自身の心に響くパートを読むこともできます。

韓国の方々が、これほどまでに癒しの言葉を求めているという事は、厳しい現実があるという事でもあると、改めて気づかされました。

表紙 タイトル
わたしに無害なひと チェ・ウニョン
心がきゅーっと痛くなるようなお話たちでした…いまではすっかり忘れてしまっていた、ずっと前の切なかった記憶が蘇る物語。感受性が強かったあの頃の痛みはすでに遠い過去のことで、その記憶さえすっかり忘れた大人...
長寿湯の仙女さま (天女銭湯) ペク ヒナ
表紙の仙女おばあちゃんの顔に衝撃を受けて、韓国版を取り寄せました。自称「人形いたずら作家」ペクヒナさんのお人形さんたちは、リアルで可愛くて、思わず吹き出してしまう一瞬の表現が魅力的。くるくるパーマ頭の...
女ふたり、暮らしています。 キム・ハナ ファン・ソヌ
こんな生き方があったのか!と自分の中に新しい選択肢の種が蒔かれ、読み進めながら二人の共同生活の楽しさや大変さ、イライラやワクワクを一緒に経験することができます。やっぱり人は一人では生きていけない、そし...
母をお願い 申京淑
混み合ったソウル駅で行方不明になった母親を探す家族がそれぞれ、行方不明の母とのエピソードを語ることでその行方不明になった母親像が形作られていきます。作者は私と同世代ですが、語られるその暮らしぶりは私の...
アーモンド ソン ウォンピョン
生まれつき扁桃体が人より小さく、人が抱く感情がない主人公ユンジェと複雑な家庭環境でも感受性豊かなゴニとの関係性が良かったです。そもそも自分の抱く感情は正しい物なのか?普通って何なんだろう…とも考えさせ...


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