『フィフティ・ピープル』 著者 : チョン・セラン著
ニックネーム : 仙台あんこ 掲示日 : 2021-11-06


病院を取り巻く、50人(超)もの人が出てくる物語です。
が、50人(超)の人々の輪郭がくっきりと浮かび上がります。
きっちりと面白さの枠にはまります。そして、伏線回収し、きれいに収束します。

老若男女、上下左右。こんがらがりそうでこんがらがらない。著者のうまさ、ストーリーの巧みさにやられます。
登場人物全員と知り合いになった気にさせられ、最後にはもう全員親戚だと錯覚します。
病院を中心に全員が複雑に絡み合い、こっちはこうか!!あっちはこうか!!と繋がっていきます。

私たちの現実だって、普通に面白いことが詰まっているのだなぁ、と電車の前に座っている人の見えない人生を勝手に想像します。

韓国文学を読んでいくうちに、チョン・セランさんの本に間違いはない。
斎藤真理子さんの訳書に間違いはない。と思っています。
この二人が出会っているのです。そりゃ面白いですよ。

表紙 タイトル
花を見るように君を見る ナ・テジュ
推しの愛読書として紹介されていた本ですが,美し優しい言葉の旋律に一気に虜になりました。幸せな時,嬉しい時,寂しい時,悲しい時。ページをめくると優しい言葉に感嘆します。大切に読みたい一冊です。
花を見るように君を見る ナ・テジュ
北千住駅の構内書店の一番前の売り場に、大好きなナ・テジュ詩人の詩集が置かれた。 「花を見るように君を見る」。日本語でどう翻訳されたのかが、知りたい。 黒河星子氏が訳した。1981年生まれ、京都大学...
82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ
国は違えど同じようなことは日本で暮らす私達にも起こり得ることだなと感じました。読む前は韓国で話題だから読んでみようと軽い気持ちでしだが、読み終えてとても考えさせられる作品という印象です。映画も公開され...
ショウコの微笑 チェ・ウニョン
7つの短篇どれも胸をぎゅっと締め付けられるような切なさがあって大切に読みたくなる作品でした。心の中にじんわり沁み込んできます。
オルレ 道をつなぐ ソ ミョンスク
いつか歩いてみたいと思っているオルレについての本…ということをきっかけに手にしたのですが、想像していた何倍も中身の詰まった濃い一冊でした。 済州では優秀な学生だった著者が、民主化運動に参加して収...


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