唾がたまる 著者 : キム・エラン
ニックネーム : ピウケイ 掲示日 : 2024-02-20


「唾がたまる」って変わった題名が目に止まり読んでみました。8話の短編集ですが考試院や屋根部屋やタルトンネなど日本ではあまり馴染みのない住居が印象的な物語たち。
それぞれの主人公たちの記憶がたどり着いたのは、切なさや小さな幸せあるいはあきらめ。疲労感のあとの安堵感。じんわりしみいる本でした。

表紙 タイトル
パチンコ 上と下 ミン•ジン•リー
「在日」と言われる人たちがどのように日本にやってきたのか、大阪の鶴橋という街がどのように出来上がったのか、小説という形で知ることが出来ました。アメリカで人気図書だということ、ドラマ化もされたという所か...
カクテル、ラブ、ゾンビ チョ・イェウン
完全にタイトルで避けてた作品でした 必ず殺しが入るけど、ぜんぶ愛があります。特に「オーバーラップナイフ、ナイフ」には鳥肌ものでした。悲しくて愛しくて涙が出ました。タイムパラドックスものはもともと好き...
引き出しに夕方をしまっておいた ハン・ガン
この詩集は2013年に韓国で出版され、日本では2022年に出版されました。ハン・ガンさんが若い頃に書いた詩など作られた時期が異なる作品が収録されており、時間の流れも楽しめます。「回復」という大きなテー...
すべての、白いものたちの ハン・ガン
白いものについて書こうと決めた、様々な白いものについての短編。小説?エッセイ?詩?と不思議な感覚になりますが、ノーベル文学賞受賞理由にもある、力強く詩的な散文体の文章を感じました。日本では、白というと...
少年が来る ハン・ガン
韓国では戒厳令に対してデモが起き、今もなお続いている。いつまで続くのだろう。今は韓国旅行控えた方がいいのかな。こう言った気持ちになった。そんなときBTSのテヒョンが紹介してくれた「少年が来る」が光州事...


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