1945,鉄原(チョロン) 著者 : イ ヒョン
ニックネーム : ふゆのコリア 掲示日 : 2021-11-11


1945年8月15日。

物語は「終戦の日」から始まる。否、それは「終戦の日」ではなく、それは「解放の日」。光復の日である。

ある日突然、日本がいなくなった。35年間われわれを統治してきた日本がいなくなることを、聞き取りにくいラジオを通じて知る人たち。いったい、どんな気持ちだったのだろう。

その瞬間に、待っていましたよと怒りを力にすぐに動き出せた人も描かれれば、違和感や困惑の中で右往左往する人間も描かれる。

「これ読まずして韓国を語ることなかれ」と、そんなセリフを自分に言い聞かせながら読み切った、そんな一冊だった。

表紙 タイトル
フィフティ・ピープル チョン・セラン
50人もの主人公が出てくる小説は他にはないのでは?読み進めていくうちに、知り合いがどんどん増えていく感じがしておもしろい。そして、韓国で実際に起きた事件も盛り込まれているらしく、なんだか本当にすぐそこ...
となりのヨンヒさん チョン・ソヨン
読むほどに温かさが心に沁みる短編集。心の奥底に優しく浸透していく文章。大切すぎて黙ってこっそり持っていたくなる作品。隣に住んでいるのが異星人で何もかもが地球人とちがったら?地球の言葉では言い表せられな...
死にたいけどトッポッキは食べたい ペク・セヒ
娘も発達障がいがあり共感出来る部分もあったが年月をかけ死を目の前に誰かの為に生きる事にがむしゃらな私には適していなかったかも。若い頃に出会っていれば共感したと思う。だけれど気持ちが引きずられないように...
彼女の名前は チョ・ナムジュ
チョ・ナムジュ作家の『82年生まれ、キム・ジヨン』の次に発表された作品です。28の女性の物語で綴られています。韓国の社会情勢がとてもよくわかりました。隣の国の情勢に驚いたり、他人事とは思えず共感したり...
アンダー、サンダー、テンダー チョン・セラン
クオン社の「あたらしい韓国の文学」シリーズの1巻。このシリーズは装丁も美しく(オシャレ!)、ついついコンプリートしたくなる魅力を放っている。物語は北朝鮮との国境近いパジュに暮らす男女の若者の物語。世界...


코시스센터
webzine koreanet
Korea Net Japanese
Hello K! - Youtube
STAY HOME AND ENJOY K-ARTS