椿の花 (岩波文庫朝鮮短篇小説選) 著者 : 金 裕貞
ニックネーム : こてつ 掲示日 : 2022-12-01


     金裕貞 椿の花 
岩波文庫 朝鮮短篇小説選(下)収録

この短編小説の面白さは、その語り口の妙にある。
主人公である「おれ」と隣に住む小作管理人の娘チョムスニ。チョムスニは馬の子のようにでかい、小作人の「おれ」は、ジャガイモの一件  以来、チョムスニから、しつこいちょっかいや  意地悪を受けるようになった。
その執拗な嫌がらせは、おれんちの鶏にまで及び、チョムスニの大きな雄鶏に毎日のように痛めつけらている、「おれ」は自分の
鶏を勝たせるために秘策としてコチジャンを  無理やり鶏に飲ませて決闘に臨むのだが、

当時の人々の淳朴性をユーモラスに描く       金 裕貞の佳作である。                                1937年没 享年29歳。                  

表紙 タイトル
少年が来る ハン・ガン 
1980 年5月光州事件。 前半は当事者の当時の体験談、後半は生き残った人々の回想録。 死体安置所から物語は始まりぐいぐい引き込まれました。 たった40数年前に、隣国で起こった、民主化運動を弾圧...
少年が来る  ハン・ガン
1980年5月18日から10日間にわたり戒厳軍による武力鎮圧に抵抗し、軍事政権に立ち向かった5.18民主化運動(日本では「光州事件」として知られる)。『少年が来る』は、この光州事件を題材にしたノンフィ...
ギリシャ語の時間 ハン ガン 
静かに時は流れていく。 女は話すことができない(すでに失ってしまっている)、男は視力を失っていく(これから失ってしまう)。 ふたりを、古代ギリシャ語という現代では使われることがない、実用されていな...
ソヨンドン物語 チョ・ナムジュ
架空の町ソヨンドンのいくつかのマンションで暮らす人々の物語です。 短編集なのですが、連作になっています。 韓国には「ヨンクル族」という言葉があるそうです。 お金を無理をしてでもかき集めて不動産投...
アーモンド ソン・ウォンピョン
初めて韓国文学を読むのでまずは有名なものから、と思い選びましたが、読みながら何度も涙が出て深く共感することができました。 感情を表に出せない主人公ユンジェが、物語後半から少しずつ感情を出せるようにな...


코시스센터
webzine koreanet
Korea Net Japanese
Hello K! - Youtube
STAY HOME AND ENJOY K-ARTS