ショウコの微笑 저자 : チェ・ウニョン
필명 : かっちゃん 게시일 : 2021-11-26


タイトル作「ショウコの微笑」を始め、本作は他者との関わり合いの中で無傷でいられないながらに懸命に生きる人たちの物語でした。そして、読み進めていくほどに、この小説の登場人物が受ける痛みをただの個人の経験というだけに集約できないことに気がつきます。その背景には、家父長制、学歴社会、家族主義的な介護など、強固に積み上げられた構造的な社会問題が必ず存在していることがわかります。こんな社会の中で「普通に」生きるってなんなんだろうか。
 韓国のことわざで「卵を岩を打つ」と言う言葉があることを知りました。本来は無謀なことの例えですが、最近では「打つことはできなくても、汚すことはできる」というもう一つの解釈が生まれたそうです。この小説を読み終えたとき、でも私たち卵くらいは持ってる!と登場人物たち、そして私の少ない友人たちの顔、顔、顔を思い出しました。

표지 제목
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ショウコの微笑 チェ・ウニョン self
タイトル作「ショウコの微笑」を始め、本作は他者との関わり合いの中で無傷でいられないながらに懸命に生きる人たちの物語でした。そして、読み進めていくほどに、この小説の登場人物が受ける痛みをただの個人の経験...
わたしに無害なひと チェ・ウニョン
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女ふたり、暮らしています。 キム・ハナ ファン・ソヌ
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