タイトル：ひとり芝居『母 My Mother』〜崔承喜物語
作・演出：鄭義信
出演　　：みょんふぁ（洪明花）
 
公演日程：2021年12月22日（水）〜28日（月）　全９ステージ
公演会場：下北沢シアター７１１
主催　　：亜細亜の骨／SORIFA
企画製作：洪明花／SORIFA
助成　　：文化庁Arts for the Future
監修　　：ソン・ジンチェク（前韓国国立劇団芸術監督）
      　　河正雄、外村大（東京大学教授）
制作　 ：秋元けいこ（Mytle Arts)、はざまみゆき（ハイリンド）
チケット取扱：カンフェティ、コリッチ　（URL　準備中）
問合せ ：秋元けいこ　k.akimoto@mytle.co.jp
価格　 ：前売3,500円　当日3,800円　学生2,500円
 
企画意図/概要：
企画者、洪明花は、幼少期より、大阪の韓国舞踊団“グループ黎明”に所属し、韓国舞踊を通して崔承喜の存在を知る。
現在と違って、在日が韓国名で生きるのが困難な時代、両親の強い意志のもと、本名で日本の学校に通いながら、創氏改名を強いられていた戦前の日本で、本名で活動し、世界に羽ばたいた崔承喜に強く惹かれるようになった。
　その後、東京を中心に、舞台や映画など、女優としての活動を開始。
韓流ブームなど時代も大きく変わり、日韓文化交流が活発化すると共に、
女優業だけでなく、日韓イベントの司会、両国の作品の翻訳や紹介、通訳、コーディネートなど、活動の幅を広げていく。
　自身の存在意義を改めて再認識し、更に深化させたいとの思いから、韓国留学を決意。
　日本の文化庁の在外研修制度に選ばれて、2014年、韓国国立劇団へ俳優留学。
帰国後、パククニョン氏の「代々孫孫」や、チャンジン氏の「トンマッコルへようこそ」「花の秘密」など、次々と翻訳戯曲を上演し、その公演が評価され、第9回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。
　韓国留学を通じて、幼少期より心に引っかかっていた崔承喜の存在を、演劇として、生身の身体で、舞台に蘇らせたいとの願いが更に強くなり、在日として今を生きている自分にこそ、その意味があるのではないかと考える。
　同じく在日として日本で活躍する作家/演出家の鄭義信氏の賛同を得、2021年12月に、新作書き下ろしでの東京公演が実現。
　演劇の街、東京下北沢の公演を出発点として、韓国、中国、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、世界ツアーを目標とする。
韓国側からは、前国立劇団芸術監督ソン・ジンチェク氏（日韓W杯開幕式総合演出）が監修として参加。
 
“世紀の舞姫”と呼ばれた崔承喜の根強いファンや研究者は世界中に数多く存在し、必ず注目を浴びるものと確信する。
あらすじ：
どんな時も、何よりも舞踊にとりつかれ、踊り続けた崔承喜。悲劇にも、世界中を魅了し喝采を浴びた彼女の名は、韓国でも北朝鮮でも、語ることすら許されず、歴史に埋もれてしまった。そんな崔承喜を母に持ち、運命に翻弄され、自らも舞踊に関わりながらも口を閉ざし続けるしかなかった娘、安聖姫。数奇な運命を辿った崔承喜を、娘の視線で語る。