誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ 著者 : イ・ギホ
ニックネーム : ピウケイ 掲示日 : 2021-11-06


イ・ギホさんの短編「原州通信」を読んだらおもしろかったので、今度は長編を読みたかったのですが、こちらも7つの短編集でした。本のタイトルからして優しい人々の話だと思ったらちょっと違いましたね。恥かしかったり、情けなかったり、不器用だったりクスッと笑えるんだけど考えさせられる余韻があります。私のお気に入りは、これ作者の実話かしらと思わせる「チェ・ミジンはどこへ」と過去の殺人事件の「ずっと前に、キムスッキは」と決して親切な訳じゃない表題作です。ありそうな日常を見事にショートストーリーにしていてさすがだと思いました。あ~やっぱりイ・ギホさんの長編があったら読んでみたいです。

表紙 タイトル
『仕事との喜びと哀しみ』 チャン・リュジン著
結婚、仕事、家、就職問題など、韓流ドラマで見慣れている話しだからかテンポよく読み進むことができる。 いや、これって、自分の身の回りにも現在進行形で起きていることが、大げさでなく、淡々と描かれているこ...
『三美スーパースターズ』 パク・ミンギュ著
異才、天才、我らがパク・ミンギュ氏のデビュー作!! 本当に振れ幅の大きくて、大好きな作家です。 目次からして、胸踊る!! 依怙贔屓過ぎるかしら!?いえいえ、そんなことはありません。 「疾走感...
『亡き王女のためのパヴァーヌ』 パク・ミンギュ著
「慟哭」。「繊細」。「嗚咽」。ありきたりです。 初章「ラス・メニーナス」 「僕」と「彼女」のやさしい緊張感。 胸の鼓動も、息遣いも、血管も流れる音も聞こえてしまうのではと思うほどの緊張感。 ...
『野良猫姫』 ファン・インスク著
「心温まる小説」「やさしくなれる小説」 月並みなですが、こういう本にたまには出会いたいのです 主人公と野良猫たちの日常しか書かれていません。 が、ひとりひとり、一匹一匹にそれなりのドラマがあるの...
『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』 イ・ミンギョン
この本は、「決定権は自分にある」と言うためのマニュアル本だ。 私(たち)は何で声をあげないのだろう? 「あげたくても、あげられない」と、環境=周りのせいにしている自分。 必要以上に「共感」、「イ...


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