滞空女 屋根の上のモダンガール 著者 : パク・ソリョン
ニックネーム : きなこ 掲示日 : 2021-11-05


朝鮮の労働運動史上、初めて「高空籠城」という高所での占拠闘争をした女性労働者 姜周龍(カン・ジュリョン)の半生を描いた小説。朝鮮が日本の植民地だった頃、女性は人間ではなくモノとして扱われていた。そんな中、運命に抗って自分の足で立ち、生きていった姜周龍が最高にカッコいい。ふと金子文子を思い出す。金子文子と姜周龍は似ている。確固たる信念で体制に反抗した、しなやかな強さの女性たち。解説に書かれた(歴史を動かすもっとも重要なエネルギーは何か。社会に属する人々にとって必要な「あるべきものを生み出す」労働と「あってはならないものをなくす」運動こそが歴史を進めていく両輪だ。)に大きく頷く。

表紙 タイトル
『仕事との喜びと哀しみ』 チャン・リュジン著
結婚、仕事、家、就職問題など、韓流ドラマで見慣れている話しだからかテンポよく読み進むことができる。 いや、これって、自分の身の回りにも現在進行形で起きていることが、大げさでなく、淡々と描かれているこ...
『三美スーパースターズ』 パク・ミンギュ著
異才、天才、我らがパク・ミンギュ氏のデビュー作!! 本当に振れ幅の大きくて、大好きな作家です。 目次からして、胸踊る!! 依怙贔屓過ぎるかしら!?いえいえ、そんなことはありません。 「疾走感...
『亡き王女のためのパヴァーヌ』 パク・ミンギュ著
「慟哭」。「繊細」。「嗚咽」。ありきたりです。 初章「ラス・メニーナス」 「僕」と「彼女」のやさしい緊張感。 胸の鼓動も、息遣いも、血管も流れる音も聞こえてしまうのではと思うほどの緊張感。 ...
『野良猫姫』 ファン・インスク著
「心温まる小説」「やさしくなれる小説」 月並みなですが、こういう本にたまには出会いたいのです 主人公と野良猫たちの日常しか書かれていません。 が、ひとりひとり、一匹一匹にそれなりのドラマがあるの...
『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』 イ・ミンギョン
この本は、「決定権は自分にある」と言うためのマニュアル本だ。 私(たち)は何で声をあげないのだろう? 「あげたくても、あげられない」と、環境=周りのせいにしている自分。 必要以上に「共感」、「イ...


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