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世界文化遺産

 
 
■ 鷹狩り(2010年登録)
 

[写真提供:文化財庁]
鷹狩りは鷹を訓練し、野生の状態の餌をとる方法で4000年以上続いている。アジアから発源し、貿易と文化交流を通して他の地域に広がったと考えられる。かつて鷹狩りは、食料確保の手段として使われたが、現在は、自然との融和を追及する野外活動として位置づけられており、60カ国以上で伝承されている。

鷹は寒露と冬至の間に捕まえて飼いならされた後、冬の間、狩りに出かける。冬になると野山に鷹の網を仕掛けて鷹を取るが、捕まえたばかりの鷹は野性の性格が強く、激しく暴れるため熟練した熟達した鷹匠が飼いならす。鷹を飼いならすために、部屋の中に閉じこめて育てるが、これを"鷹小屋"という。鷹を飼いならす鷹の主人は鷹小屋で鷹と一緒に過ごし、鷹と親しくなるようにする。鷹狩りは、個人ではなくチームを編成しており、キジを追い立てる勢子、鷹を扱う鷹匠、鷹が飛んでいく方向を見るベクンで構成されている。"しらばっくれる(シチミを取る)"ということわざも鷹狩りから生まれた言葉だが、鷹の主人が自分の鷹であることを表示するために付けた名札(牛の角を削って長さ5㎝程度の大きさのものに名前を刻むこと)を"シチミ"と言う。

今回の共同登録には、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)、ベルギー、チェコ、フランス、モロッコ、カタール、シリア、サウジアラビア、スペイン、モンゴルなど11カ国が参加しており、UAEが申請書の作成を調整し、事務局との連絡担当局(FocalPoint)の役割を果たした。最初は12カ国が参加したが、委員会開催前にスロバキアが撤回の意思を明らかにした。各国で個別に提出した関連資料を、UAEが収集および整理することによって、申請書が作成され、申請書の内容の最終調整と情報補足のために8月と12月にアブダビですべての国が参加する会議を開催した。

今回の共同登録申込書は、内容の充実性だけでなく、11カ国の共同努力で成し遂げた成果という点で、国際社会でベストプラクティスとして認められた。