駐日韓国文化院では、韓国国際文化交流振興院(KOFICE)が行う「トラベリング・コリアン・アーツ」事業の一環として、駐日韓国文化院、韓国のOCI美術館とFEI ART MUSEUM YOKOHAMAの共催により「美術が息づくーその家」展を下記の通り開催する運びとなりました。
今回の展示は2017年韓国OCI美術館で開催された「その家」展を再現したもので、朝鮮白磁と民画から若手作家の新作まで韓国美術の様々な姿を披露します。
「想像の韓国の家を作る」というテーマで、朝鮮時代の民画の冊架図屏風、染付白磁・水滴のような韓国の古美術品から 韓国国立現代美術館主催の「2018今年の作家賞」にノミネートされた鄭載頀(チョン・ジェホ)作家、2015年国立新美術館の「アーティスト・ファイル 2015」展に参加した梁廷旭(ヤン・ジョンウク)作家のような世界各地で活躍している現代作家に至るまで韓国の古美術と現代美術を混ぜ合わせ、会場を家に仕立てあげます。
まるで親しい知人の家に招待されるように、徐々に外から家の中に、そこに住んでいる人や物と視線を合わせるように導くこの展示は、時間と空間の変化の中でも脈々と伝えられてきた韓国美術の能力と包容性を自然に、身近にお見せします。兄弟姉妹の多い家のように、それぞれ異なる声を出しながらもお互いに調和する8人の作家と古美術品が醸し出す多彩なハーモニーをお楽しみください。
尚、この度は、本展覧会を共催する 横浜にあるFEI ART MUSEUM YOKOHAMAにおいても、巡回展として開催され、約2週間に渡り作品を展示する予定です。皆様のご観覧をお待ちしております。
【展示概要】 ○会場及び会期 ①駐日韓国文化院 ギャラリーMI(〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-10)
会期:8月29日(木)~9月25日(水)10:00~17:00
※作家との対話:8月31日(土)14:00 ②FEI ART MUSEUM YOKOHAMA
(〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2横浜鶴屋町ビル1F)
会期:10月1日(火)~10月12日(土)10:00~19:00
※ギャラリートーク:10月1日(火)14:00
✦入場無料、休館日:日曜日及び祝日(両会場共通)
○内容:朝鮮時代の器から現代の設置美術作品まで韓国の「家」にまつわる作品19点の展示
○主催:韓国国際文化交流振興院(KOFICE)
○共催:駐日韓国大使館 韓国文化院、OCI美術館(韓国)、FEI ART MUSEUM YOKOHAMA
○後援:文化体育観光部(韓国)、駐横浜大韓民国総領事館
○お問い合わせ:駐日韓国大使館 韓国文化院 ☎ 03-3357-5970
【韓国OCI美術館について】
韓国の松岩文化財団傘下のOCI美術館はOCIグループの創業者であり、「最後の開城商人」と呼ばれる松岩イ・フェリム(1917〜2007)先生の遺志を継いで、2010年に開館しました。北韓(北朝鮮)の油絵をはじめ、近・現代美術作品約2万点を所蔵しており、企画展と新進・中堅作家招待個展を含め、年間7〜8回の深度のある展示を開催しています。また、新進作家発掘(OCI Young Creatives)と仁川南区所在の創作スタジオ運営などの作家支援プログラムを継続して運営し、韓国現代美術の成長のための足場として役割を果たしています。