出ました! 『宿命の日韓二千年史』 2015-10-22

康熙奉(カン・ヒボン)著
『宿命の日韓二千年史 交流と攻防のドラマ』
〔本書の特長〕
日本と韓国の間には、二千年にわたる交流の歴史があり、隣国同士として古代から現代までお互いに密接に影響しあってきました。確かに、朝鮮出兵や植民地支配という心の痛む歴史もありましたが、その二度を除けば、お互いに友好的に交流した時期がとても長いのです。しかし、学校ではほとんど習わないので、知りたくてもわからなかった方が多いことでしょう。本書では、古代から現代までの日本と韓国の歴史をわかりやすく解説しています。興味深い歴史のエピソードが満載ですのでぜひお読みください。
◆目次
第1章 古代の日本と朝鮮半島
 ・「日本」という国名の由来
 ・6世紀の仏教伝来
 ・蘇我氏と物部氏の争い
 ・百済から来た善光寺の本尊
第2章 三国時代の攻防
 ・滅ぼされた蘇我氏
 ・白村江の戦い
 ・新羅の英雄たち
 ・戦乱を避けて日本に来た人々
第3章 渡来人の足跡
 ・枚方の百済寺跡
 ・近江の鬼室神社
 ・キトラ古墳の四神
 ・関東を開発した高句麗人
第4章 朝鮮出兵と国交回復
 ・元寇に駆り出された高麗
 ・文禄の役が始まる
 ・慶長の役に突入
 ・朝鮮出兵後の国交回復
第5章 江戸時代の朝鮮通信使
 ・徳川家康の功績
 ・朝鮮通信使の実態
 ・招聘に暗雲が立ち込める
 ・ついに国交断絶
第6章 近代から現代への道
 ・朝鮮王朝の滅亡
 ・植民地時代の朝鮮半島
 ・日本と韓国の現代史
・韓流ブームの到来

〔著者プロフィール〕
一九五四年東京生まれ。在日韓国人二世。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。韓国の歴史・文化についての著作多数。主な著書に『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』ほか「知れば知るほど面白い」シリーズ(実業之日本社、累計70万部)、『日本のコリアをゆく』(TOKIMEKI パブリッシング)、『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』(実業之日本社)、『悪女たちの朝鮮王朝』(双葉社)など。

著者(康熙奉)インタビュー
 ――本書を執筆した目的は?
「日本と韓国の間には、二千年にわたる長い歴史があります。しかし、古代から現代までの全体像をわかりやすく説明した本があまりないのが現状です。日韓の歴史というのは難しくなりすぎるところがありますが、歴史の予備知識があまりない方でも読み進めることができる本が必要なのでは……そう思って執筆しました。隣国同士が古代から現代までお互いに影響しあいながらどんな付き合いをしてきたのか。そのことを重点的に取り上げました」
 ――書かれている内容を具体的に紹介してください。
「主に3つのポイントがあります。最初は古代です。朝鮮半島では高句麗、新羅、百済という三国が激しく争っていましたので、その戦乱を避けて多くの人たちが日本に来ています。そういう渡来人が自分たちの技術を生かしながら定住していく過程をまず書きました。次に、朝鮮出兵から江戸時代です。大事なのは、朝鮮出兵という激しい戦争がありながら、戦後の早い段階で国交が回復したことです。以後、徳川幕府と朝鮮王朝は蜜月を築きました。両国は本当に仲が良かったですし、その交流の様子は来日した朝鮮通信使の足跡として日本各地に残っています。私もかなり回りましたが、その一部を本書でも紹介しています。3つ目は明治時代から現代までの日韓史です。学校の勉強でもあまり触れないので、その経緯を知らない方も多いかと思います。本書では植民地支配、戦後の日韓国交正常化、FIFAワールドカップ日韓共催、韓流ブームなど、重要な出来事を時系列に沿って順に解説しています」
 ――日韓二千年の歴史を振り返ってどのような感想をお持ちですか?
「お互いに友好的に交流した時期がとても長いのです。確かに、朝鮮出兵や植民地支配という心の痛む歴史もありましたが、その時期を除けば、長い年月にわたって日韓は隣国同士としてお互いに影響し合ってきました。かつて日韓は『近くて遠い国』と言われましたが、日韓二千年の歴史を見ていくと、むしろ両国は『近くて近い国だった』と本当に実感します」
 ――タイトルにあるように、まさに日韓の歴史は「宿命」ですね。
「家を引っ越すことはできても、国同士が場所を移すことはできません。過去から未来永劫にわたって日本と韓国は隣国同士であり、これこそが本当の宿命です。そうであるならば、お互いに仲良くするのが一番いいと思います。本書を通して隣国との長い歴史に興味を持っていただければ幸いです」

価格/1700円+税
発行/勉誠出版(電話03-5215-9021)
場所 都道府県   会場TEL  
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交通アクセス  
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主催者  株式会社収穫社 主催者TEL  03-3518-0292
代表者   FAX番号  03-3291-8667
eメール  isseki_kasuya@yahoo.co.jp 担当者  
ホームページ    http://syukakusha.co.jp
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