ハヨンガ ハーイ、おこづかいデートしない? 著者 : チョン・ミギョン
ニックネーム : Maria 掲示日 : 2022-05-19


タイトルの「ハヨンガ〜」はもとは男性たちが若い女性に向ける誘い文句で、ある時期からフェミニストサイト「メガリア」の仲間内の挨拶になったそうです。著者は「あなたは現実社会を本当に知っていますか?」と問いかけたくてこのタイトルをつけたと。
読んでいて息が詰まるような小説でした。なぜなら、実際にあったことほぼそのままだからです。
主人公は一人ではありません。20代半ばの女性たち。立場は違えど日々、男性からの攻撃を受けています。

もともとの事件をよく知っている方に目新しさはないのかもしれませんが、私は当時の事件について概要だけ知っている程度だったので、こんなことが韓国で起きたのかと思うと震えました。似たような経験を持ち、トラウマがあるような方にはおすすめできません。ある程度、耐性があり、フェミニズムに関心がある方におすすめしたいです。

表紙 タイトル
仕事の喜びと哀しみ チャン・リュジン
図書館の新刊で借りました。タイトルに惹かれて拝読しました。短編が数編入っていますが、テンポが心地よく(翻訳者さんのおかげ)、また描かれている場面がリアルに「今」なので、読みやすいです。 やはり原文で...
他人の家 ソン・ウォンピョン
こちらの掲示板で知って読んでみました。ソン作家の本は、アーモンド、三十の反撃、プリズム、と読んできたけれど、短編集は初めて読みました。 どの話にもひっそりと現代社会の闇が忍ばせてあり、フィクションと...
Lの運動靴 キム・スム
この物語のどこまでが本当で、どこまでがフィクションなのか…? 現実と夢との境目が曖昧になる感覚。 夜遅くまで働くと、意識が朦朧としてきて、 自分が起きている瞬間と眠っていた瞬間がわからなくなりま...
破果 ク・ビョンモ
ノワール小説なんて、読んだことがないに等しかったが、主人公の境遇に惹かれて手に取ってみた。36歳の医師に恋心を抱いたり、無心と名づけた犬に愛情を示したりと、境遇から人に執着してこなかった人生に変化が訪...
明るい夜 チェ・ウニョン
壮大な歴史の重なりとファミリー・ヒストリー。 またすぐ会える、でも、会えないかもしれない、という別れを何度も繰り返す。 物語の中で、別れのシーンは自分のことのように悲しくなった。自分自身の留学先や...


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